日常での応用範囲

学校~生徒も教師も「帰りたくない」と言う学校~

選択理論を導入した学校を「クオリティ・スクール」と言います。
クオリティ・スクールでは、生徒が欲求を充足できるような学校作りをしています。
例えばスクーリング(いわゆる詰め込み型の学習)は排除され、生徒の自主性が重んじられます。教師と生徒、生徒の両親の良好な人間関係も非常に重視されます。

こうした学校作りにより、生徒が学校に通う楽しみを見出し、なかなか家に帰りたがらない生徒もいるほどです。
現在、アメリカでは250校以上がクオリティ・スクールを目指す取り組みを行っており、実際に以下のような成果が出ています。

米国初のクオリティ・スクール ミシガン州ハンティントン・ウッズ校の成果

フロリダ州のレイクギブソン中学校の校長をしていたグエン・ケッセル博士は、「色々な教育改革を試みたが、グラッサー・クオリティ・スクールしかないという結論に至った」と日本での講演で語っています。 日本にはまだクオリティ・スクールはありませんが、人間関係を重視したクオリティ・スクールのアイデアは高く評価されています。

結婚・恋愛での活用 家庭での活用 ビジネスでの活用

もっと選択理論について知りたい方

グラッサー博士の選択理論 - 幸せな人間関係を築くために
夫婦・親子・教師と生徒・マネジャーと従業員との上質な人間関係のあり方を明解に説き明かす。

幸せを育む素敵な人間関係
米国の精神科医、ウィリアム・グラッサー博士が提唱する選択理論を分かりやすくまとめた本書。

用語紹介

責任

ウィリアム・グラッサーは選択理論において、
「他人の欲求充足を妨げずに、自分の欲求を充足すること」
と責任の概念を定義している。

一覧を見る