会社のデスクにかじりついて、新しい企画をずっと考えていたのに、
結局良いアイデアが浮かばず、あきらめて帰宅。
明日にしようと思っていたら、帰り道や入浴中、トイレに入ったときなど
気を抜いた時にふとアイデアが思い浮かんだ、なんて経験はないでしょうか?
一生懸命になって考えれば考えるほど出てこないアイデア。
しかし、一見なんでもないような時に、アイデアが思いつくことがあると思います。
選択理論心理学によると、人には求めるものが得られないときに
新しいアイデアを生み出す「創造性」を活用する能力が備わっているといわれています。
例えば、「いつでもどこでも音楽を聴きたい」という欲求を満たそうと
携帯音楽プレイヤーがうまれましたし、
「その日の疲れを次の日に持ち越したくない」という思いから入浴剤がうまれたりと、
この「創造性」の力が多くの偉大な発展を創り出してきました。
このように大きな発明でなくて
例えば車両点検などで電車が止まってしまったときに
「どうやって会社にいこう」と別の道を考えるのも創造性の働きだといえます。
創造性とは、頭の中にある情報(記憶)を組み合わせて、最善の行動を創りだす働きです。
実は、この創造性は、意識的であれ無意識的であれ、どのようなときにも働いているのです。
ふとした時にもアイデアが思い浮かぶのは、作り出したいもの、欲しいものがあるときに、
この「創造性」が無意識のときにも働いているからなのです。
では、どうすればこの「創造性」をうまく活用し、
新しいアイデアを生み出すことができるのでしょうか?
そのポイントは、「何をしたいのかが明確であること」です。
言い換えると、自分の上質世界が明確でないと、
それを手に入れようとする「創造性」の力が働かず、
普段通りの行動を繰り返すだけで、新しいアイデアを生み出すことができないといえます。
こんな企画はどうか、あんな企画はどうかとあれこれ考え続ける取り組みが「創造性」を刺激し、
ふとした時に、「これだ!」と思えるアイデアが思い浮かぶ土台になっているのです。
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