「もっとモチベーション高く仕事に取り組んで欲しい…」
「言われたことだけではなく、主体性を持って仕事に取り組んでほしい…」
「最後までやり切る力をつけてもらいたい…」
部下を持ったことのある方なら、
このような気持ちを抱いたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
時にはイライラして部下にきつく当たってしまい、振り返ってみると、
自分の対応を後悔してしまうような苦い経験をしたこともあるかもしれません。
部下育成やマネジメントに関する情報は、書籍やウェブ上でも多く溢れていますが、
このように部下に対して憤りを感じたときには、
一体どのように対処するのが望ましいのでしょうか。
選択理論心理学をマネジメントの現場に導入した「リードマネジメント」では、
上司の職場における一番大切な仕事の1つに、
【部下の頭の中から恐れを取り除くこと】を挙げています。
部下の頭の中に恐れがあるときには、仕事に対しても「やらされている」感覚を持ち、
会社に対しても帰属意識を持ちにくいと言えます。
部下それぞれの持つ可能性を最大限引き出し、組織の目的・目標を達成していくためには、
「部下が何に対して恐れを抱いているのか」を知る必要があります。
そのために上司である自分が「部下の恐れを創り出している行為はないか」と
省みるのも良いかもしれません。
- 部下のミスに対して、改善のためのフィードバックにとどまらず、
次々と過去の失敗も掘り返してしまっている - 自分と意見がくい違ったときに、部下を批判してしまう
- 部下のチャレンジや成果に対して、褒めるべきときに褒めることができていない
といったように、色々と思いつくかもしれません。
確かに部下育成をしたり、部下を適切にマネジメントすることは手間がかかります。
同じ目的・目標を実現するための仲間であることをいつ、いかなる時も忘れずに、
愛情をもって育てれば、素晴らしい成果をつくることができるでしょう。