コラム Column

選択理論を探求する 家庭やビジネスなど、様々な分野での選択理論の活用を探ります

ダイエットを成功させるには?

その他 2014/09/19

“もっと健康になりたい!”

 

“もっと美しくなりたい!”

 

そんな思いからダイエットに取り組んだことのある方も多いと思います。

効果的なダイエット方法について調べてみたり、食事の量を制限したり、

また時間を作って運動を始めてみたりと、

ダイエットを始めたときは、色々と意欲をもって試してみるものです。

 

しかし、永遠のテーマはずばり、

そのダイエット法を『続けられないこと』ではないでしょうか。

いわゆる三日坊主の状態です。

 

では、人はどうすれば決めたことを続け

ダイエットを成功させられるのでしょうか。

 

そのヒントはあなたの頭の中を支配しているイメージにありました。

 

選択理論心理学では【上質世界】という考え方が存在します。

この【上質世界】とは、5つの基本的欲求を満たすイメージの世界であり、

写真アルバムのように、その人の大好きな人や食べ物、

成し遂げたいこと、自分の趣味や欲しい物、大切にしている考え方などが入っています。

 

人はダイエットをしたいと思ったときに、

頭の中に自分が憧れるモデルの写真や

ダイエットした後の自分の生活などをイメージとして描いています。

それと同時に、

過去の経験から甘いケーキや夜中にラーメンを食べることで得られる満足や快感もまた、

イメージとして頭の中に散りばめられています。

 

つまり、

「目の前の誘惑による満足」よりも「なりたい自分のイメージ」のほうを手に入れたいと感じた時に、

そのための行動をとり続けることができます。

 

 

では、そのためには一体どうすればよいのでしょうか。

 

その答えは、

「こうなりたい!という理想の自分を思い返す回数を増やす」

ということです。

 

憧れのモデルの写真を部屋の壁やトイレの壁に貼ってみたり、

携帯の待ち受け写真にしてみたり、

「ダイエットした後に着るんだ!」とお揃いの洋服を

買ってみてもいいかもしれません。

 

このように絶えず、

「なりたい自分のイメージ」を意識できるようにし、

上質世界にそのイメージを取り込んでいきましょう。

コラム一覧へ戻る

用語紹介

柿谷正期
元 立正大学心理学部教授。 臨床心理士。 精神保健福祉士。 日本カウンセリング学会認定カウンセラー。 日本選択理論心理学会会長。 選択理論、リアリティセラピーの日本での第一人者であり、ウィリアム・グラッサー協会認定シニア・インストラクターでもある。著書「幸せな夫婦になるために」(いのちのこ...
一覧を見る