コラム Column

選択理論を探求する 家庭やビジネスなど、様々な分野での選択理論の活用を探ります

話を聞いて欲しい女と、解説したがる男

恋愛・結婚 2015/04/03

カップル間や夫婦関係にはすれ違いが付き物で、

ケンカに発展したり、ときにはその関係が終わりを迎えてしまったり…というような

こともあるかもしれません。

この男女間のすれ違いは星の数ほどあると思いますが、なぜ、すれ違いは起こるのでしょうか?

 

選択理論心理学によると、人には5つの基本的欲求があり、

それらの欲求を満たすために人は行動を選択していると説明します。

 

 ▼5つの基本的欲求 

5つの基本的欲求

 

例えば、彼女が仕事の不満などを話していても実はただ聞いてもらいたい(自分の愛・所属の欲求を満たしたい)だけなのに、

彼氏は自分の優秀さを証明しようと、その仕事上の問題の解決策をとうとうと話してしまう(自分の力の欲求を満たしてしまう)なんてことがあるかもしれません。

  

また買い物に出かけたときに、妻は一緒にいる時間を楽しみたいのに、

夫は買い物が済んだら早く帰りたがるなど、色々なシーンが思い浮かびそうです。

この男女間のすれ違いは互いの「求めているもの」の違いを理解できていないときに起こります。

 

つまり、「どんな欲求を満たしたくて、その行動をしているのか」

ということを相手に理解してもらえないとフラストレーションが溜まったとき、すれ違いが起こります。

 

相手が求めていることへの理解度が高いと、すれ違いの数も多くはならないでしょうし、

理解されていないからといって相手を責めることがなければ

大きな問題に発展することも減ってくるでしょう。

もし、すれ違いが起こったときは相手の求めるものを

理解できていない部分はないかと考えてみたり、

自分がフラストレーションを溜めてしまうようなら

正直に感じているズレを相手に伝えてみるのもよいかもしれません。

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用語紹介

カーリーン・グラッサー

カーリーン・グラッサーはウィリアム・グラッサーの妻である。「結婚の謎」(アチーブメント出版)などをウィリアム・グラッサー博士とともに著している。

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